はじめに｜イーサリアムって最近よく聞くけど…
最近、「NFT」や「DeFi」という言葉と一緒に、
「イーサリアム（ETH）」という名前を耳にすることが増えましたよね。
でも、ビットコインならまだしも、
イーサリアムって一体何？
なぜそんなに注目されているの？
と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者の方にも分かりやすく、
イーサリアムとは何か、そしてNFTやDeFiとどんな関係があるのかを
やさしく解説していきます。
イーサリアム（ETH）とは？ビットコインとの違い
単なる「暗号資産」ではない
イーサリアム（Ethereum）は、ビットコインに次ぐ知名度と時価総額を誇る暗号資産（仮想通貨）です。
通貨単位は「ETH」と呼ばれています。
ただし、イーサリアムは単なる通貨ではありません。
大きな特徴は「スマートコントラクト」という仕組みを使えることです。
このスマートコントラクトが、NFTやDeFiと深く関わっています。
スマートコントラクトとは？イーサリアムの強み
人を介さない「自動契約」
スマートコントラクトとは、一言でいうと
「プログラムで自動実行される契約」のことです。
例えば、
- ある条件が満たされたら自動的に代金を支払う
- NFTの購入と同時に所有権をブロックチェーン上に記録する
といった処理を、人を介さずに行えます。
これにより、
- 仲介者が不要（手数料や時間を節約）
- 改ざんが極めて困難（透明性・信頼性が高い）
というメリットがあります。
イーサリアムはこのスマートコントラクトを自由に作れるプラットフォームなので、
世界中の開発者がここでNFTやDeFiのサービスを構築しているのです。
NFTとイーサリアム｜デジタルアートが売れるワケ
最近、話題になったデジタルアートや音楽作品の「NFT」。
これは多くの場合、イーサリアム上で発行されています。
NFTとは「Non-Fungible Token（非代替性トークン）」の略で、
- 同じ価値のものと簡単に交換できない（唯一無二）
- ブロックチェーン上で所有権が証明される
といった特徴を持っています。
イーサリアムにはNFTを扱うための「ERC-721」という規格があり、
これがデジタルアートやゲームアイテムの売買を可能にしています。
DeFiとイーサリアム｜銀行がいらない未来の金融
DeFi（ディーファイ）は「Decentralized Finance（分散型金融）」の略です。
これは、銀行などの中央管理者を介さず、
誰でもウォレットさえあればお金を貸したり借りたりできる仕組みです。
代表的なDeFiサービスは、
- 預け入れると利息がもらえるレンディング
- 自動で資産を運用するイールドファーミング
- イーサリアム上で動く分散型取引所（DEX）
などがあります。
これらのほとんどがイーサリアム上のスマートコントラクトで動いており、
「銀行に頼らない金融の仕組み」を実現しています。
イーサリアムの課題とこれから｜イーサリアム2.0への期待
もちろん、イーサリアムにも課題はあります。
- 取引やNFT発行にかかる「ガス代」（手数料）が高い
- 利用者が増えるとネットワークが混雑し、処理が遅くなる
これを解決するために進められているのが「イーサリアム2.0」です。
従来の電力を大量に使う仕組み（PoW）から、より省エネなPoSへ移行し、
環境負荷の軽減や処理能力の大幅な向上が期待されています。
まとめ｜イーサリアムはNFTやDeFiの土台
いかがでしたでしょうか？
イーサリアムは、単なる仮想通貨を超えて、
NFTやDeFiといった次世代のデジタル経済を支えるプラットフォームです。
これからNFTやDeFiを始めてみたい方は、
まずは少額のETHをウォレットに入れて触ってみるのも良い経験になりますよ。
時代の流れにそっと乗りながら、
ぜひイーサリアムの世界を楽しんでみてくださいね。
